4-Girls CTF 2019(大会)開催レポート

みなさんこんにちは。運営の小境です。


2019年12月7日(土)に開催した「4-Girls CTF 2019(大会)」の開催レポートをお届けします。


ご存知の方も多いかと思いますが、CTF4Gは過去3回、超有名作品とコラボしてCTF大会を開催してきました。

そして今回、満を持して初めて単独での大会開催となりました!


当日はあいにくの雨でしたが、クリスマス間近ということで会場に設置されたツリーやポインセチアが大会開始までの高揚感を盛り上げてくれていました。

開会式の挨拶と競技説明ののち、競技開始までのカウントダウンが始まると、さすがに皆さん少し表情に緊張感を感じられました。

(ちなみにわたくし、当日は司会を担当させていただいていたため皆さんのお顔を間近で見ることができたのですが、心地よい緊張感に、こちらまでテンションが上がってしまいました!)


今回は5時間/全15問の大会となっており、日本から26名&台湾から2名の総勢28名に参加者いただきました。

(Binary、フォレンジック、ネットワーク、Crypto、Webの5ジャンルそれぞれ、初級、中級、上級の3題ずつの出題です。)

今回は可視化エンジンはなかったものの、スコアサーバを投影していたため、参加者の皆さんも競技中、時折顔を上げてはリアルタイムに変化する順位や、得点者の傾向などをチェックしているようでした。

大会自体ですが、スタートから物の数分で1問目突破した方が何人も!

今回はスタートから2時間後の14:30から1時間、Crypto100、Binary200問題のタイムアタックを用意していたのですが、こちらも皆さんすごい集中力でチャレンジしていただいていた様子が印象的でした。

ちなみにこのタイムアタック、開始直前に到着した参加者の方もいらっしゃったのですが、実はこの方。。。後程ご紹介しますね。


さて全5時間という長時間に及ぶ大会もあっという間に終了の時刻に。

ラスト数分で、3位の方の怒涛の追い上げもあり、最後まで目が離せられない大会となりました。


競技終了後は場所を変え、まずは表彰式、その後CTF4Gならではのスイーツを楽しめる交流会&一部競技解説ののち、閉会式をさせていただきました。

大会の最終的な順位はというと、1位がHydrogenFluorideさんで1400点、2位はtecskさんで1000点、3位はyukiさんで1000点でした。

実は3位のyukiさん、ラスト数分の追い上げもドラマティックでしたが、タイムアタック開始の14:30直前に会場に到着してこの順位を取るというかなりの強者で、大会を盛り上げてくれていました。

解説はWeb初級を末吉さん、Crypto中級&上級を三原さん、ネットワーク上級を青山さんから説明させていただき、参加者の皆さんも解法に納得の様子でした。

さらに、当初予定外ではありましたがフォレンジック初級を菊池さん、Web中級を中島(春)さん、フォレンジック上級を中島(明)さん&青山さん、Binary上級問題を中島(明)さんから追加で解説させていただきました。

こちらは急遽開催ということで、解説スライドなどもない中、口頭での説明のため説明側も苦戦しているところがいつもはあまり見られない様子で、参加者の皆さんとの距離を縮める一助になったのではないでしょうか。

(実は本大会の参加者の方々の内、CTFどころか普段セキュリティに触れるようなことはないよ。という方も何人かチャレンジしてくれていたことがわかり、驚きとともに、喜びとやりがいもより一層感じられました。)


そんな解説のおともに&つかれた競技者の皆さんをいやすために、スタバのマフィンをご用意していたのですが、サプライズで会場をご提供いただいた日立システムズの副社長様より、会場のある大崎ならではの「LES CACAOS」のクッキーも差し入れていただき、華やかさ倍増でした!

冒頭で紹介した通り、過去大会では有名作品とのコラボという性質上、CTF大会ではあるものの残念ながらwriteupはご遠慮いただいていました。

ですが今回はCTF4Gによる単独開催の大会のため、参加者の皆さんにもwriteupを書いていただくことが可能となりました。

ここでの紹介は控えますが、どんな問題が出て、どんな風に解いたのか、どんな方が参加されていたのか。。。などなど、興味のある方はぜひ探して読んでみてください。

運営メンバも予定よりもサクッと解かれていたようで悔しい思いをしてみたり、その逆にあまりにも解ける人がいないくて不安になったり、参加者の皆さんがどんなふうに挑戦されていたのか、興味深く拝見させていただいています♪


最後にこぼれ話ですが。。。今回は会場を提供いただいた日立システムズ様からたくさんの差し入れをいただきました。

特に、参加証用のストラップは本大会専用に作っていただいたものとのことで、皆さんうれしそうに持ち帰っている姿が印象的でした。

是非皆さん、今後もCTF4Gのサイトをチェックしていただき、ワークショップや大会にご参加ください♪(小境)