第二回攻殻CTF開催レポート

10月15日(土)、レッドブル・ジャパン株式会社様のオフィスをお借りして「第二回 攻殻機動隊REALIZE PROJECT×SECCON CTF for GIRLS」(以下、攻殻CTF)を開催いたしました。

私は今回、運営メンバーとして暗号問題の作成、当日の解説などを担当させていただきました。では当日の様子についてお届けしていきたいと思います。ちなみに、攻殻CTFの詳しい説明については昨年の開催レポート(http://girls.seccon.jp/news2.html)に書いてあるので、そちらもご覧ください!

今回の攻殻CTFでは、前回のCTFと同様に6カテゴリー(Web/バイナリ/ネットワーク/フォレンジック/トリビア/暗号)×3レベル(初級/中級/上級)の計18問の問題が出題されました。競技時間は3時間です。運営のメンバーが趣向をこらした攻殻仕様の問題、さらに今回はなんとwebの上級問題が台湾の「HITCON GIRLS」さんからご提供いただいた問題を揃えました。

まずは運営の中島明日香さんから簡単なCTFの説明があり、いよいよ競技開始の合図が!!始まったぞ...!と思い、一息つこうとするもののそんな間も無く、開始1分もしないうちに早くもおなじみの攻殻CTF専用の可視化エンジン、「AMATERAS零」には「突破」の文字が!

その後もぞくぞくと「突破」の文字が出て驚きました...大勢の女性の方が真剣な顔をしてばりばりPCを触っている姿はやはりいいですね!最初のほうは、ネットワークや暗号の初級問題が多く解かれており、自分の作った問題が解かれる度にひっそりと喜んでいました。また、AMATERAS零は思わずじっと眺めてしまうほどのかっこよさ!!細部まで作り込んであり、競技中にふと手をとめて眺める参加者の方もちらほらいらっしゃいました。

そして、開始90分後には、30分間限定のタイムアタック問題が公開されました。今回は、ネットワーク中級、フォレンジック初級、そして私が作問した、暗号問題の中級の3問がタイムアタック問題として公開されました。公開されるとやはり多くの方が一旦解いていた問題をやめて、タイムアタックにチャレンジされていました。

隣の部屋では、攻殻機動隊REALIZE PROJECTやCTF for GIRLSの活動について紹介されたり、AMATERAS零を用いた実況中継に盛り上がっていました。特に終盤は、上位の接戦が繰り広げられ、実況も白熱したものとなっていました。

競技は中島明日香さんの合図とともに3時間で終了。そのあとは休憩を挟んで表彰式と懇親会が行われました。ハロウィン仕様の可愛いカップケーキとコーヒーを囲んでの懇親会!このようにお菓子を囲みながらの懇親会もgirlsならではですね!

懇親会の最中には、一部の問題解説も行われました。今回、作問を担当した暗号分野の問題を解説すると、参加者の方達からは、「あぁぁ...」というような悔しそうな声がたくさん聴こえてきました。しかし、その後に懇親会でお話した方からは「まさかああ解くなんて!」といった悔しそうな声とともに、「とても楽しかった!」「とても面白い問題だった、またCTFに参加したい!」といった嬉しい声を直接いただくことができました。特に今回は同年代の大学生の方も大勢参加してくださっていて、CTFは初めてという方からも「また絶対参加します!」との声をいただき、今後も運営に参加していく励みとなりました!

CTF for GIRLSは今後も開催していくことを予定しております。興味がある方はぜひ気軽に参加してください!皆様にお会い出来ることを楽しみにしております。(中島春香)

「攻殻CTF」が東京で初開催、女性エンジニア達がハッキングスキルを競う
http://www.realize-project.jp/report/koukaku_CTFforGirls_20161015